ほとんどのご利用者様が残りの人生を施設で生活する中で、その人らしく過ごして頂くために、私たちは支援しています。そのためには「ご利用者様を知る」ことはとても大切なことです。今まで生きてこられた過程や家族背景、生活習慣、趣味、嗜好、ご家族様の想いや日常のコミュニケーションから得たことなど、支援していく上で大事な情報です。

私たちがお寿司を食べに行きたい、友達に会いたい、人の役に立ちたいなど、希望や欲求があるように、ご利用者様にも希望や欲求があり、それが満たされるよう看護師、栄養士、相談員、介護士が連携して支援しています。介護とは、食事、排泄、入浴の介助をすることだけではなく、一人一人の人生に寄り添っていくものだと、しはとの郷に入社して感じました。「しはとの郷に入所して職員みんなが声を掛けてくれて嬉しい。おむつが外れて歩けるようになった。おばあちゃんの表情が穏やかで良くなった」などのご家族様の喜ぶ声を聞くと本当に励みになります。