「食を通じて健康をサポートしたい」それが入社時に抱いていた思いです。介護について知識のない私にとって一年目は学ぶことが多い毎日でした。分からないことが多く不安を感じることもありましたが、職員同士の何気ない声かけや挨拶が自然に交わされる温かな雰囲気に前を向く力を与えてもらい頑張ることができたと思います。

「食べること」それは楽しみや喜びだけではありません。介護の現場では食べることが生きることに直結していることを改めて学ぶ時があります。高齢者の方にとって食事はおいしいだけではなく安全でなければなりません。しかし、安全性を求め過ぎてしまうと食事は刻み食やペースト食へと形を失っていきます。しはとの郷では自立支援介護を行い一人でも多くの方に普通食を食べてもらえるように取り組んでいます。

 私はご利用者様の「おいしいね、ありがとう」と言って見せてくださる笑顔が大好きです。お一人ずつに寄り添い、好きな味、思い出の味を大切にし、食べることを楽しんで過して頂けるお手伝いをして行きたいと思っています。